メランコリック街道

書きたいことを書く

書くことはないが描くことはあった。

友達とか一年もあればできるでしょという人がいた。

まともに人間関係を構築できないで今まで来ている私のような人もいる。

この差は何でしょうか。

まともに心を開かない私が悪いのは間違いないと思うけれど。

 

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【ワタモテ:南さん】

現状確認する。

最近の楽しいことは美味しいご飯を食べることと本屋に行くことしかない。

本は電子版でも読むけどやはり紙媒体の方が好き。

しかし、紙の本は汚れたりするし場所をとるので困る。

ご飯は美味しいものを食べるとお金がかかるのが困る。

 

将来自分の家を持つことになったら本棚しかない部屋が欲しい。

美味しいご飯を食べられる環境が欲しい。

 

世界を作るためには働き続けなければならないのは辛い。

楽しいことを充実させるには辛いことに大きな時間を割かなければいけない。

 

考えるだけでつまらない。

 

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【クズとメガネと文学少女(偽):織川衣栞】

対話する。

好きなものが合致する人と話をしたい。

最近ではSNSや掲示板などを用いれば気軽に自分と好きなものが一緒の人を見つけて、話せるようにはなったが顔も見れない人では味気ない。

私は人の顔を見るという行為は苦手だし人と関わる行為自体あまりしたくないのだが、ある時人が恋しくなる。

特に良い物語を読んだときや作品と出会ったときに強く思う。

例えば私は漫画が好きでよく読むのだが、好きな漫画について一コマのセリフからキャラクターの表情や心情について話したいし色々な考えを聞いてみたい。

そして願わくば作者さんの考えを聞いてみたい。

しかし実際に生きている人間より紙の上の人間の方が興味の矛先が向いているということが私の悪いところなのだろう。

これでは話をする人なんてできるはずはない。

 

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【ワタモテ:田村ゆり】

自分の好み。

 何か書きたいなあと思って書き始めても、次の日になると「何を書きたかったんだっけ」となってしまいなかなか書き終えない。自分の思っていることをつらつらと書くだけなら直ぐにできるが、物語というものを意識すると難しくなる。でも、いつまでも書けないでブログを更新できないのも嫌なので思っていることをつらつら書く。

 私は最近キャラクターの絵を描くときは原作に似せすぎないようにしている。似せすぎないようにというのは少し違う。完璧に同じものを描かないようにしているというのが正しいと思う。それは原作のキャラクターをそのまま似せて描いても原作者が描くものにどうやってもかなわないし、自分の描いた劣化絵に魅力を感じないからだ。そのため自分の目指したい絵柄はどういうものなのか、どんな絵が好きなのを考えて描くようにしている。だが、私は幼いころから好き嫌いを言えない性格であったので好きなものを確認することに労力がいる。好きな絵柄が二転三転するし、好きなものの順序がつけられなくて迷走する。まあとにかく、好きな絵柄で好きなキャラクターが描ければ少しは魅力がある絵になるのではないかと考えている。

 しかし、そうして描いた今の自分の絵も好きになれない。毎回絵を完成させた後「何か違う」となるが、こんな絵でも最初期と比較したら成長していると思う(思うようにしている)。好きなことに使える時間が後どの位あるかわからないが、頑張っていきたいとは思える。続くかはわからないが定期的に絵も描いて載せていきたい。

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水彩っぽく描いてみたいと思って描いたもの。

【私モテ:根元陽菜】

慈しみ。

好きなことを心から共有したい。

好きなものの好きなところが同じ人と会いたい。

 

大人になれば誰とでもそつなく話せるというのは大事なことである。

それが私はできているとは言わないけれど、

やっぱり好きを共有できる人と話したい。

大人になればこそ好きなことだけについて話せるというのは大事だと思う。

 

だからこそ自分の中で好きなものを増やそうとする。

しかし、昔好きだったものに目を向けるとやっぱりそれが好きだったと気が付く。

文章を書くのも絵を描くのもあまり上手くはないし知識もないけれど、

昔やったことを久しぶりにやったら面白いと感じた。

 

好きなもので人に認められれば何かが変わるのだろうか。

好きなもので人と共感できれば満ち足りるのか。

ひとりでいるのもそろそろ辛い。

 

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カービィ25周年コンサートは楽しかった。

瑞雨。

 目覚まし時計のけたたましい音が頭の中に鳴り響く。うるさいのに何故か体が動かない。もしかして金縛りなのかとも思ったがどうも違う。頭がぼーっとする。体が熱い。息苦しい。風邪なんだと理解するのに時間はかからなかった。

 いつまでも鳴っている目覚まし時計を後目に、今日のことを考えはじめる。今日は1時間目から体育で、しかもプールだ。朝からプール何てどうかしている。昨日の夜から雨は降らないかと必死に願っていたことを思い出した。そして数学の小テストもあるって言っていたっけな。ただでさえ算数は苦手だったのに、中学で数学になってからというものますます苦手になった。掛け算や割り算くらいまでできれば生きていけるだろう。あと今日の国語は書道だったけな。きれいな字を書くのが苦手で、馬鹿にされるから書道も嫌い。今時書道なんて使わないし必要ないのになんでやるんだろう。ああ、今日は嫌な授業ばっかりだ。風邪を引いたし、堂々と休もう。早くお母さん起こしにこないかなあ。風邪を引いて焦燥している私の姿を見せつけて今日は二度寝を楽しむんだ。

 10分くらい経ってもお母さんはやってこない。今日はどうしたのだろう。いつも何て3分も過ぎようものなら怒鳴り込んでやってくるのに。とっくに鳴りやんだ目覚まし時計を見つめて、なんとか起き上がりパジャマのままリビングに向かった。なんだか家が薄暗くぼんやりとしている。どうしたのだろう、これも風邪の症状なのだろうか。いつもは朝食を食べながらお父さんが朝のニュース番組を見て、お姉ちゃんが髪のセットをしたりバタバタとしていて賑やかなのにな。恐る恐るリビングをのぞいてみると、そこには家族の姿はなくテーブルの上に手紙とお金が置いてあるのが見えた。そういえば昨日お母さんが親戚の不幸があり早朝に出かけると言っていたことを思い出した。そしてお姉ちゃんも今日は早朝練習があるとか言っていたっけ。誰もいないことを知ると、せっかく嫌な授業を受けなくていいうえ学校も休めるのになんだかもやもやとした気分になる。とりあえず学校に連絡しようか、学校の電話番号なんだっけ、両親にも連絡しようか、風邪薬はどこだろう、とりあえずご飯かな、あと氷枕はどこだっけ、お医者さんに行ったほうがいいのかな、となんだか急に考えることが多くなってしまった。

 学校に休みの連絡を入れて、薬を飲んで直ぐに布団に戻ることにした。平日の誰もいない静かな家を一人きりで過ごすのは初めてだった。ふと、窓の外を見ると雨が降っていたことに気が付いた。どうやら昨日の願いは叶っていたらしい。これじゃあプールは中止だなと思いながら、机に飾ってある時間割表に目を向ける。すると、今日の午後には美術があることに気が付いた。私が一番楽しみにしている授業が美術だ。プールがなくなり、美術もある。少し無理してでも学校に行っていたら、体育は体調不良で休めるし数学だって保健室に行っていれば休むことだってできた。保健室で寝ていれば先生だっているし、友達にも会えるし好きな授業だけ受けられる。しかし、現実は一人寂しく湿った布団で眠るだけ。静かな空間に聞こえる雨音が一層寂しさを増幅させているように思えた。

 目を覚まして時計の針を見るともう12時を指していた。外が暗くて昼か夜かわからないくらいだ。雨はまだ降り続いている。お昼を食べるために台所に向かう。簡単でいて、今の私にも食べられそうなうどんを茹でることにする。いつもは見れない平日のお昼のテレビ番組を見ながらうどんを啜る。暖かいうどんがのどに染み渡る。いつもの風邪なら至福のひと時なのに、今日はもやもやがぬぐえない。テレビを見ながらぼんやりしていると、いつの間にかに雨はますます強くなっていることに気づいた。

 もうすぐ学校が終わる時間になる。これで私だけの特別な時間は終了だ。今日はお姉ちゃんが早く帰ってくると嬉しいけど、どうせ今日も寄り道して遅くなるだろう。期待はしないけど学校が終わるころに電話をしてみようか。ご飯の後片付けを済まして布団に戻る。しかし、今日はもう沢山眠ってしまったので眠くない。かといって本を読んだり遊んだりするほどの元気はない。仕方がないから、ただじっと天井を見つめる。相変わらず部屋の中では雨の激しい音だけが鳴り響く。それ以外は何も聞こえないとても静かな日。将来一人暮らしをして病気になったらこんな感じなのかな。それはとっても寂しいことだ。朝毎日プールに入ってもいい。嫌なテストを沢山受け続けてもいい。コンプレックスを笑われてもいい。一人ぼっちにならなきゃどんなことも頑張るから。

 おでこのあたりからひんやりしたものを感じる。誰か帰ってきたのかな。リビングの方からバタバタとした物音が聞こえる。この慌ただしい感じはきっとお姉ちゃんだ。いつも一人賑やかでうるさいお姉ちゃんの存在も今日は安心する。私はまだ一人ぼっちではないことに安心する。気づけば雨は小雨になっていた。

 夕ご飯はお姉ちゃんがお粥を作ってれた。氷枕も作ってくれたし、寝る前にホットミルクも作ってくれた。学校の友達からも学校のプリントとお見舞いの言葉をもらった。お父さんとお母さんからも電話が来た。今日帰ってくるのは難しいみたいだけど、温かい言葉をかけてくれた。明日からまた元気に学校に行けそうだ。明日の授業は何だっけなと思い時間割表を見る。3時間目に体育で、5時間目に数学の文字がある。体育はまだ病み上がりだから休むとして、数学は…まあゆっくり頑張ろう。とりあえず算数の復習からかな。心の中で小さな誓いをたてて布団に潜って目をつむる。外は静かだけど隣の部屋からはお姉ちゃんの話し声が聞こえる。いつもの日常だ。今日は不思議とうるさく無い。

 いつのまにか雨はすっかり止んでいた。

 

お題「雨の日」

魅惑の世界。

 肌に突き刺さるような日差しと体中にまとわりつく不快な汗にまみれながら見知らぬ街を歩く。無機質なビル群の中で有象無象の人が私の周りを通り過ぎていく。みんなは何を思いどこへ向かうのだろう。行き場所のない私も周りからもそう見えているのだろうか。私はこの世界に馴染めているのだろうか。

 私はみんなのようにになりたいと思っていた。目立つこともなく、虐げられることもなくどこにでもいる人になりたいと思っていた。私は子供のころから誰かの後ろに隠れてはみ出し者にならないように生きてきた。親や先生の言うこともきちんと聞いてきたし、少しでもいい学校に行けるように勉強も一生懸命やった。そこそこの大学にも入れたし、知り合いもそれなりにできた。でもそれまでだった。二十歳を過ぎた今になってようやく気が付いた。

 ある日私はいつも一緒にいる大学の同級生達に飲み会に誘われた。二十歳になったばかりの私は、初めての飲み会に少し胸を躍らせながらその時を待っていた。しかし、いざ飲み会がはじまると私はその場の雰囲気に合わせることができずに戸惑ってしまった。お酒の世界はいつもと違う表情ばかりで怖かった。私もみんなに合わせようとお酒は飲み別の世界に行こうとした。でも、できなかった。飲んだら飲むだけ一人ぼっちの世界に行ってしまうようだった。みんなと同じ表情を作れない。みんなと同じ世界にはいけない。そして、その飲み会は気分が悪くなったからと言い残し先に帰ることにした。翌日、学校でみんなと会うといつもの通りの表情で、いつも通りの世界になっていた。その世界は本当なのか嘘なのか。どちらが本当の世界なのかわからなくなった。いや、違うんだ。みんなはみんな、それぞれの世界で生きているんだ。人の世界を真似して、人に作ってもらって満足しているのはもう私だけだったんだ。

 そうして私は人ですらなかったことに気が付いた。言われたことをただやり続けて人の物まねをしている操り人形で、ただの人形がいろいろな人の世界にお邪魔しているだけだった。その時私は生まれて初めて学校をさぼった。

 さぼった先が途中下車したこの街だった。何も知らないこの街で何をしよう。どこに行こう。さんざんさ迷い歩き、向かった先は自宅の近くにもあるコンビニだった。いつもコンビニというと誰かの後ろについて行くだけだった。自分の意志で入ったのは初めてだった。改めてみるとコンビニはとても魅力的な場所であった。たくさんの飲み物やお菓子・本やゲームに化粧品。小さな空間に魅力的なもので埋め尽くされていた。そんなことも知らなかった。コンビニという店に今まで目を向けていなかったんだ。店内を散策すると一つの商品に目が留まった。それは、よくある子供向けアニメの食玩だった。それを見た私は、幼いころ親と一緒に行ったコンビニで、どうしても当時見ていたアニメの食玩が欲しくて親にわがままを言ったことを思い出した。私にもちゃんと自分でほしいものがあってわがままを言える意志があったんだ。その時、私の世界の扉が見えた気がした。

 外に出て携帯を見るといくつかの着信があるのに気が付いた。私は携帯に新しいストラップをつけて鞄にしまった。今日は遅刻になってしまうけどちゃんと学校へ行こう。袋からアイスキャンディー取り出し、口に頬張り急いで来た道を戻った。

 

お題「コンビニ」